この時期の犬のお散歩はマダニに注意。コワイ感染症
ワンコとの生活もはや20年あまり
パグ、ボストンテリア、フレンチブルドックと
鼻ぺちゃのワンコばかり飼ってきました。
やっぱりこの時期、暑くなる前の朝夕の涼しい時間帯の散歩特に
朝の涼しい時間はヒトもワンコも気持ちいいものです。
草むらなどが大好きなうちのワンコはよくダニを体に付けて帰ってきます。
ブラッシングする時などに気を付けてはいるのですが
たまに吸血されたダニが・・・・
そんなダニを媒介とするコワイ病気があるのでちょっとまとめてみました。
ダニを媒介とするコワイ病気とその症状
寄生による直接的な病気・症状
貧血 | マダニから大量に寄生・吸血された際に貧血を引き起こします。 |
アレルギー性皮膚炎 | マダニの唾液がアレルゲンとなり、強いかゆみなどを引き起こします。 |
ダニ麻痺症 | マダニは種類によって唾液中に毒性物質を産生するものがいます。そうしたマダニに吸血され、毒性物質が体内に注入されると、神経障害(弛緩性麻痺)を引き起こします。 |
マダニを媒介とした病気
バベシア症 <バベシア原虫> |
破壊された赤血球 貧血、発熱、黄疸、元気消失など。症状が重い場合は急死することも 発熱、貧血など |
日本紅斑熱 <リケッチア> |
無症状 頭痛、発熱、倦怠感など |
ライム病 <ボレリア菌> |
発熱や食欲不振、全身性痙攣、関節炎など 赤い丘疹(マダニに咬まれた部分を中心とする遊走性紅斑)や発熱、関節痛など。放置すると、心膜炎や顔面神経麻痺などが起こることも |
Q熱 <コクシエラ菌> |
提供/北里研究所 生物製剤研究所 小宮智義先生 不顕性感染(軽い発熱や流産・不妊症などが見られる程度) インフルエンザに似た高熱や呼吸器症状、肺炎など。慢性の場合は疲労感、慢性肝炎、心筋炎など。うつ病などの精神的な疾患と間違われることも |
エールリヒア症 <リケッチア> |
急性の場合は発熱、鼻汁、流涙、食欲不振、元気消失、貧血など 発熱、頭痛、関節痛、倦怠感、呼吸困難など。放置すると、命に関わることも |
バベシア症は特に治療薬もなく普段からの予防が有効な病気です。
予防するには
やはり定期的な投薬とこまめなブラッシングが効果的です。
なかなか被毛の奥にいるマダニを見つけるのは難しいので投薬による予防が一番だと思います。
ブラッシングはワンコとの触れ合いでお互いにハッピーになれるので、気付いたときにはブラッシングで心も毛艶もピカピカにすることをお勧めします。
最後に
心癒してくれるワンコやネコちゃん。飼い主の責任は重大です。
話ができないこの仔たちを守るのは飼い主の私たちです。
できるだけ長く一緒にいたい。お別れする度にその想いは強くなります。
愛すべきペットとの楽しい生活。心がけてみてはいかがでしょうか。