犬の病気「バベシア症」はどんな病気なの?
バベシア症とはマダニを媒介としてバベシア原虫が犬へと感染し発症する病気です。
バベシア症は治療が困難な病気です。
完治するのが難しく、再発率も40%弱もあります。
重症の場合死に至ることもあります。
バベシア症になるとこんな症状がワンコに現れます。
- 発熱
- 血尿
- 食欲不振
- 足元がふらつく
特に注意が必要なのは貧血の症状です。
重い貧血の症状は
息が浅く早くなる
散歩中すぐ疲れてぐったりとする
舌、口内の血色が悪く薄いピンク色、白っぽくなる
こんな症状が出ている時は獣医の診断を受けましょう。
早期発見で対処療法が速攻で効果がある場合が多いです。
怖いバベシア症の実例・獣医さんの声
数日元気がなく食欲もない状態が続き、尿の色も濃くなったのでさすがにおかしいと思い病院へ。結果は、犬バベシア症…。入院し投薬治療を続けました。もうダメだと諦めかけましたが、根気よく治療し一命をとりとめました。それまでマダニがこんなに怖い病気を持っているとは知らず、対策はホームセンターなどで市販されている首輪タイプのものを使うくらい。これまで飼っていた犬も短命だったので、今思うと犬バベシア症だったのかも…。今は、動物病院の薬を毎月必ず投与するようにしています。
犬バベシア症は致死率が高く、治療にも高額な費用がかかります。また、ホームセンターなどで市販されているノミ・マダニ駆除薬の多くは動物用医薬部外品。効果や安全性の低いものがあります。それらを不適切な方法で使ったことによる中毒も起こっています。飼い主様の間で、まだまだ意識が浸透していないようです。ノミ予防・マダニ対策は、必ず動物病院で獣医師の判断のもとで行いましょう。
マダニを媒介とする病気は他にもたくさんあります。
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